奥が深い神経内科―専門に特化する医師になるために転職を考える

超高齢化社会となる2025年問題にクローズアップされることが多い昨今ですが、そういった時代の流れの中でニーズの高まりを迎えている一つの診療科目があります。
それが神経内科医、神経を扱うスペシャリストのことです。
日本全国を見渡して見ても、それほど多くの医師がおらず、各地において高い需要があるため、全体的な待遇も良い傾向があります。

以前とは大きく違ってきた現代の医療業界では、医師が転職に東奔西走するという事態ももはや日常となってきた様子すらあります。
そのような時代の流れの中では「どのように転職を行うべきか」と考える医師も増えており、従来の働き方とは少々異なるような選択肢を選ぶ方も多くなっています。
そこで、今回は今一つの注目されている科「神経内科」にクローズアップし、転職に関するお話と絡めた、様々な内容をお伝えしていきたいと思います。

キャリアアップに転職という選択肢

皆さんは転職という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。これはみる人によって意外とイメージが異なるのではないかと思いますが、大きくは2つの答えに集約されていくのではないでしょうか。

1つは、「労働環境を改善するための転職」というもの。
医師が転職をするにあたって挙げる理由の多くは、現在の環境に対する不満から来ている物が多いのは既知の事実として知られています。
例えば、職場の人間関係がああまり上手くいっていないので転職をしたい、あるいは職場の勤務体系に不満があるため、もっと自分の時間を持てるような、家族を大切にできるような職場に異動したいなどが代表的な意見としてあります。

では、もう1つの答えについてですが、これは積極的な転職と呼べるもので、いわゆる「キャリアアップを目的とした転職」です。
転職とキャリアアップという単語が結びつかない方も大勢いらっしゃるでしょうから、ここでもう少し具体的に述べておきたいのですが、キャリアアップとは一体どのような状態を指すのでしょうか。

待遇の改善、これもある意味では含まれるでしょう。
しかし、キャリアをアップさせるという表現からみてもっとも適当なのは「自身のスキルを上昇させ、社会的ステータスの向上を目的とするもの」ではないかと思います。
つまり、ご自身の将来的な医師としてのビジョンをより拡大化させていく動き、と言えるのではないでしょうか。

同じ神経内科でも得意分野に特化する医師に

神経内科が奥深いことは、専門とされていない皆さんでも容易に想像することができると思います。
現在、医師の転職市場においては「専門性の高さ」に注目が集まりやすい傾向があり、専門に特化した医師であるほど好条件、高待遇で転職を成功させる傾向があります。

その中で、神経内科においてもそのような流れがあり、得意分野に特化した医師の需要が非常に高まっているのです。
大都市圏を中心に、全国の脳神経系の病院やリハビリ系の病院からも多くの募集があるのですが、パーキンソン病やてんかん、失語症など、専門としている分野があればかなり転職に有利です。
そのため、神経内科医として転職を目指す皆さんには、ぜひ専門分野に特化した医師を目指していただければと思います。

今の施設で自分の専攻したい分野を学べるか?

もし、これを読まれているあなた自身が既に神経内科医としてお勤めであられるのなら、少し考えてみてほしいことがあります。
それは、ご自身が勤めてらっしゃる現在の施設において、本当にあなた自身が専攻したい分野の技術を学ぶことができるのか?ということです。

働き慣れている、待遇が良い、様々な事情があって今の仕事を続けてらっしゃる方が多いでしょうが、将来のことを考えた時に、必要なことを学べるのか?ということを、ぜひ改めて考えてみてはいかがでしょうか。